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by Kihonform

片岡義男著「彼のオートバイ、彼女の島」を読み終える。本の中になんと・・・。

片岡義男著「彼のオートバイ、彼女の島」を読み終える。
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この本、多分1989年頃古本屋で買った。読むのを先延ばしして実家に置きっぱなしにしてあったのだが、先日寄った時に持ち帰り、さっき読み終えた。
買った頃はバイクには毎日乗っていたが、本はあまり読まなかった。ほったらかしていたので紙がだいぶ焼けている。
256ページに思いもかけないものが挟まっていた。
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栞代わりに誰かからのバースデーパーティーの招待状が挟まれていた。
相手は東さんという人らしい。
親しげな文字でフランクに招待している。
30年以上前におそらく開かれたであろうパーティーはどんなものだあったのだろう。そして東さんは参加したのであろうか。
大きさ、薄さからして栞にしやすい紙であることは当然として、どんな相手であったのだろうか。
楽しい日常のメッセージカードの一枚か。どうか。
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そういえば、本の小口にハンコが押してあったなと改めて見てみると、なんと、東と押印がされているではないか。まさに東さんの本や~!

なんでこの本を買ったかと言うと、映画化で少し話題になっていて(映画は見ていない)、ラジオでも挿入歌が流れていて、気まぐれ飛行船だったか、片岡義男がラジオで喋っていて、自分もバイクに乗っていたからである。古本で安くなっていたので買って、読みかけたもののすんなり入らなかったのか、そのうち読もうとおいておいたまま時が流れたのである。
おそらく、当時自分より少し年上の若い人なのかな。
自分の本にわざわざハンコを押す几帳面さ、あるいは誰かの本と混ざってしまわないようにか、それを古本に売るということ。
なかなかに想像が膨らむではないか。
それが、いま偶然にも目の前に現れたことの不思議さ。
う~ん。わかるだろうかこの感覚。

ちなみに10月25日が日曜日なのは30年前前後で81年、87年、92年である。
カードからにじみ出る雰囲気としてなんとなく87年のような気がする。「1987年10月25日(日)」
みなさん、この時何をしていましたか?

どこの古本屋で買ったのかは覚えていない。
89年頃であれば高槻か、梅田か





by kihonform2000 | 2020-12-24 17:47