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大家族の家、外観初お目見え

大家族の家の足場が先週末に取れ、今日の打ち合わせで外観の初対面となった。
なかなか悪くない。
欲を言えば、理想はどんどん高くなるのでキリがないのだが、まとまってきたなと思う。
遠景は水平ラインを意識して横に伸びた様相がモチーフ。
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ああでも、あの電線はじゃまだな。

打ち合わせの前日に施主である友人から電話がかかってきて、見たけどいい感じやったでとのこと。メインのファサードには極力設備やパイプ類を見せないようにしたおかげでスッキリとした外観となった。外壁の色も悪くない。なにより施主が喜んでいるのはうれしいことだ。
コルビュジェやグロピウスのように行かないところもあるが、これはこれでよい。
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南東側の近景。細い路地にたいしても圧迫感なく、またボリュームの引きと足しがいい感じである。ワクワク感というか、ぞくぞくする。
目の高さの建物と路地の距離感と見上げたときの空を背景としたときの見え方、矩形の庇のとり方など、目を楽しませてくれるようになっているようだ。
水路沿いの石垣や板塀、前庭の植栽でもっと良くなるだろう。というか、この水路との情景がよくなればこの界隈のとてもいい景観ポイントになるはずである。この農業用水路にもっと景観資産としての光が当たっても良いと思う。そこに生活者の空間的ボリュームをつなげ整えていくのが建築の役割の一つと考える。



# by kihonform2000 | 2021-02-17 22:46 | 事務所の出来事 | Comments(0)

リブ天井と板壁

大家族の家の外壁に板壁がつく。サンプルで見ていたより木が綺麗で安心する。経年変化はあるものの、最初にきれいであることは大事だ。
ガラスと木と金属のコントラストがいい。スチールのひさしでまとめられた複合的かつ端正な横長窓であり、路に対面する表情の一つになる。
リブ天井と板壁_c0405911_22080218.jpg

1階リビングの天井に木製のリブがつく。間隔や奥行きも程よく、すこし嬉しくなった。
リブ天井と板壁_c0405911_22075167.jpg



# by kihonform2000 | 2021-02-10 22:31 | 事務所の出来事 | Comments(0)

通気層続き

事務所兼自宅の通気孔取り付け後、塗装できれいになりあまり目立たなくなった。
通気層続き_c0405911_15561056.jpg

また、屋根通気について、下屋はわりといい加減なルーフィングに土を載せたものに瓦が葺かれておりあまり気にしないで良いのだが(これで雨漏りが無いのは不思議)、2階の屋根については前の持ち主が葺き替えたときにルーフィングもやり変えているようで、こちらについては棟と軒先に穴を開けた。棟の数年前の工事の時に棟瓦の裏付近でルーフィングの裏からドリルで穴を開けている。ちょっと怖かったが、雨漏りは今のところ無い。軒先についてはやはり2.6ミリのドリルで300ピッチに穴を開けた。屋根の通気層は断熱材と野地板の間の隙間を想定している。

軒天に等間隔でマーキング
通気層続き_c0405911_15561705.jpg

そこへドリルで小さな穴を開ける。径は先に挙げた通気材の穴サイズ程度で一応蜂などが入らない設定である。
どの程度通気が確保されるかは正直わからない。穴もホコリでうまるかもしれない。穴の周りは塗料でタッチアップする。
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# by kihonform2000 | 2021-02-08 16:12 | 事務所の出来事 | Comments(0)

大家族の家 作業進む

外装はほぼ完了。そして、内装も工事がどんどん進む。
いつもああいいなあと思う一方で、なにか設計上・施工上の問題がないか気は抜けない。
左の柱には合板仕上げの壁がつく。吹き抜けの壁のコーナーはRの入り隅だ。
大家族の家 作業進む_c0405911_20144089.jpg

大家族の家 作業進む_c0405911_20145750.jpg


屋上は高槻の山並みや平野部が一望できなかなかの眺めだ。
でも、基本ここは上る設定ではない。
足場が消えればめったには来ない場所である。
将来的に階段をつけてもいいのでは。
大家族の家 作業進む_c0405911_20143622.jpg
コートヤードの見下ろし。
ここはいい場所になるだろうな。


# by kihonform2000 | 2021-02-03 20:30 | 事務所の出来事 | Comments(0)

通気をどうするか

事務所兼自宅の外装をするにあたり、課題が1つあった。
外壁内の通気処置である。

昨今の木造住宅は外壁内に通気層を設ける。
壁内にこもった湿気や外から浸水した水分を貯めることなく外気へ放出するためである。
それによって、木材を乾いた状態に保ち、家を腐朽や虫害から守るのである。

我が邸宅の場合、47年前にはそんな洒落た仕組みはまだ考案されていなかった。
また、断熱材すら入ってなかった。壁の中はスカスカでむしろ通気しまくりであった。
通気しまくりであるものの、その代わり内壁には結露によるカビがびっしり生えていた。

そんな恐ろしい状態の内壁を購入後、自らの手で剥がし、撤去し、新たに断熱材アクリアネクストを充填した。
そのおかげで室内環境は劇的に改善し、内装はまだ途中であるものの人並みの生活ができるようになった。
断熱材を充填する前から生活をしているのだが、その時気づいたことがある。
外装は結構隙間がどこかしらあるのだ。建具枠の際や雨戸の戸袋、下屋の壁際などである。
だから、アクリアネクストを充填してもおそらく断熱材の外側の通気は取れているだろう。
アクリアネクストは厚さ85ミリ、柱が105角。理屈通りであれば20ミリ程度、筋交いで圧迫されているとしても外壁下地のバライタ同士に隙間があるので、そこが通気層になるだろう。だから大丈夫なのだ。

ただ、今回外装工事によって自然隙間がだいぶ減ると予想している。塗料によって密閉される面積が増えるのだ。
故に何らかの空気抜きが必要になると思われる。

なにかいい既製品がないかとだいぶ探したが、どれもいまいちなじまない。
そこで、自分で考案した。

「エルボのパイプに防虫網をいれて壁に穴を開け通気口とする。」
簡単に言うとこれだけなのだが、もんもんと考えていた時間は膨大である。

①大げさすぎないエルボのサイズ
②それにあったモルタル開け用のドリル
③防虫網の材料
④位置と数
⑤取り付けなど本当にうまくいくのかな
⑥結果どうなるか

対応
①については水道用の塩ビ管を利用。一応耐熱用のものを使用する。呼び径13Φで外径24Φ内径18Φだ。
一般的な通気材はレール状に長いものを取り付けるが、果たしてそこまで必要かどうか。以前薪ストーブを施策したときに、6Φのドリル穴から結構な気流が発生しているのを見た。ゆっくりでも空気が通ってくれれば良い。内径18Φなら約9倍近い断面積がある。ホームセンターやネットを調べながらこれに落ち着く。

②モルタルに穴をあけるのでダイヤモンド入りのホールソーを購入。24Φのものが丁度あった。もう一つ、その奥の木材用の24Φキリも必要。

③防虫網はフクビの防虫通気材が別の現場で端材をもらいそれをカッターで大きさを整えてパイプにはめ込む。

④位置と数は雨戸戸袋や下屋際などではなく、あまり通気が取れなくなりそうな箇所に設定する。数量は30箇所意外と多い。

⑤これはまさにやってみないとわからなかったので、接着剤とコーキング材(変成シリコン)で試し、結果コーキング材が防水と固定の両方を満たすためこれを採用する。

⑥これについては、まだわからない。ただ思うのは通気そのものだけでなく、3種換気による室内負圧の際、わずかでも外壁側に通気が取れていたほうが、室内の湿気の流入を防げるであろうということで、何もないよりも家は長持ちするのではと考えている。

取り付けた写真がこれ。なんだこんなものかと思わないでいただきたい。
取り付けるにしても、足場設置と塗装開始の僅かな時間に済ましてしまわないといけない。ぶっつけ本番であった。
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壁に穴を開けたところ。以外に首尾は上々であった。
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穴を覗く。モルタルの向こうに下地板、断熱材が見える。数年前に自分で入れたので懐かしい感じがする。木に穴を通す際、少し断熱材を巻き込んでしまった。
指を突っ込むと断熱材と板の間にわずかに隙間があった。ここに空気が流れば目的は達成できる・・・。
位置は基礎土台の少し上と、軒桁の少し下で、下から上に対流してくれればなと目論んでいる。
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通気材の製造。フクビの防虫通気材をカッターでカット。素材自体は大していらない。
ただ、塗装屋が来る前に作ってしまわないといけない。
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カットした通気材をエルボにはめ込む。落ちないように接着剤で留める。意外とうまくいく。特許とれるかななんちゃって。
でも個数によって確実に効果は現れるだろうから、通気層のない物件の改修には有効なのではないだろうか。
防虫材と謳って入るが本当に土蜂などは入らないのだろうか。少々の懸念は残る。
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これを30個。ちょっとした執念なのかな。
こういう「模型」っぽい作業は職業柄割とお手の物なのである。
自分で作るのはこれが最後のつもりではある。

もし興味がわいた奇特なメーカさんがいたらコラボします?



# by kihonform2000 | 2021-02-02 21:45 | 事務所の出来事 | Comments(0)

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